Ricik-Ricik

 Lokananta CD 解説文シリーズ。「Gending Soran」から「Ricik-Ricik」です。


10. Ricik-Ricik, Slendro Manyura

 「Ricik-Ricik」とは、したたる水の音を表しています。

 ワヤンにおいては、山から途切れることなく流れる水の音を表すために、この曲を用います。

 「Ricik-Ricik」は、ワヤン・オラン(人形ではなく人間が演じるワヤン劇)やワヤン・クリッ(影絵人形劇)においてもよく使われますが、そこでは特に「悪役」を描くことが多いようです。この曲には歌は付いていません。器楽用の曲で、「Soran」楽器が使われます。

 「Soran」は大きな声を意味しています。この曲は通常始まりの時に演奏されますが、人々はこの楽曲の性格から、全体の演奏の中で彼らの役割が何になるかを知ります。

 「Ricik-Ricik」はまた、カラウィタン(ガムラン音楽)を学習中の初級者のための練習曲としても使われます。

 「Kebogiro Glendeng」のときと同じような文章がありますが、あいかわらずよくわかっていません。m(_ _)m
 この曲と言えば思い出すのが、2004年4月9日放送のタモリ倶楽部ですね。皆さん憶えているでしょうか?目を閉じると今でもあの光景が...ランバンサリの美人太鼓奏者が、落ちていく初心者(シャ乱Qまこと他)を尻目にずんずんスス(seseg、加速)していく様は、圧巻でした。^-^;;