Beber Layar


Beber Layar

この録音の特色は、バンドゥンの Degung RRI が、スンダ地方(西ジャワ)の音楽を演奏していることです。

演奏:RRI Bandung Gamelan Degung
   リーダー:E. Tjarmed
   歌手:Iwik Suwarsih, Tjitjih Rukaesih, Munah Suryamah, Eros Rosita

カセットテープ(ACD-042)は、1973年11月22日に発表されました。

1. Beber Layar

 ランパック・スカル(Rampak Sekar)が取り入れられています。

 「Beber Layar」は、船が航海を始めようと、海へ向かうために『帆を揚げること』と訳すことができます。帆が揚げられると、風をはらんで、船は島々の間を航海していきます。

 船が荒れ狂う海を走る場合には、荒波のせいで不快な旅路になってしまいます。船員たちは、これが自分たちの選んだ生き方なのだから文句は言えないと言います。

 海岸にいる人々は、沈みゆく太陽を背にシルエットだけになった船を見て、遠くからその美しさを讃えます。

付記:
 「Rampak Sekar」は、合唱のことです。通常はスンダの歌に取り入れられませんが、スンダの女性たちが「Dharma Wanita」かまたは政府が組織した女性グループのメンバーだったために取り入れられたのでしょう。